YGGはゲームで稼ぐ仮想世界を超えてもインパクトを与える存在
メタバースだけじゃない!東南アジアで、人々の人生を変えるYield Guild Games
YGGはゲームで稼ぐ仮想世界を超えてもインパクトを与える存在と言えます。
2020に設立されたYGGは、数百万人の稼ぎ方を変え、東南アジアから世界へインパクトを与え続けます—そして、そのインパクトは特にコロナ禍で特に注目されました。
YGG(Yield Guild Games)は、ブロックチェーンベースの経済を利用して、プレイヤー同士が協力して稼ぐことができるゲームギルドです。
自律分散型組織(DAO)であるYGGは、ブロックチェーンゲームでも仮想世界でも使われているNFTへの投資を行います。YGGのミッションは複数のブロックチェーン経済を経由する方法で、ゲームで稼ぐギルトを作り世界最大級の仮想世界経済を築き上げることです。
コロナウイルスが世界中を襲ったとき、多くの国で大量の失業者が出ました。その頃Axie InfinityというブロックチェーンゲームはSmooth Love Potion(SLP)トークンをリリースしました。このトークンは、ETHや他のトークンと交換でき、最終的にはフィアットマネーと交換できるので、Play-to-Earn(ゲームで稼ぐ)が流行りはじめました。このことは、仮想世界の知識を持っていない人が、YGGのウェブサイト上でAxie Infinityに参加し、ゲームをプレイすることによって、コミュニティの一員になることを促しました。
Axie Infinityをはじめ、YGGはThe League of Kingdoms、Illuvium、The Sandbox、Splinterlandなど、さまざまなゲームやコレクティブル(商品)に手を広げてきました。
Play-to-Earnのビジネスモデルは、ゲーム業界における最先端のビジネス展開と言えます。ブロックチェーン技術、DeFi、コミュニティを活用することで、YGGはゲームの経済モデルを革新し、開放的な経済システムを取り入れました。
しかし、YGGはメタバースの世界で公平な競争環境を作るだけでなく、プレイヤーや現実世界を向上させることにも尽力しています。ソーシャルインパクト(社会的な影響力)があることは、YGGの存在意義のひとつです。YGGの創設者であるGabby Dizonは次のようにコメントしました。「ソーシャルインパクトがあるように、私たちはビジネスモデルに組み込んでおり、後付けでそのようにしているわけではありません。私たちは、すでに仮想資産を持っている人や大金を持っている人だけでなく、仮想経済やメタバースにおいて、世界中のすべての人に平等な経済的アクセスを提供したいと考えています。」
GameFiと東南アジア
Play-to-Earnゲームでは、可能性を秘めた革新的なゲームであり、開発者に全く新しいビジネスのやり方を提供し、既存のビジネスモデルを揺るがしています。
それだけではなく、ブロックチェーンゲームの社会面、経済面、技術面における全てを変えています。NFTが、仮想通貨やゲーム業界を含めるブロックチェーンゲームの発展を全面的に支える要因であることは、もはや驚くようなことではないのです。(ゲーム業界がどれだけ変わったか詳しく知りたい方は、Infinity Ventures Cryptoのこの記事をご覧ください)
東南アジアの多くの地域では、「Play-to-Earn」が人々の副業、あるいは主要な収入源となっています。マニラの北にあるヌエバエシハという田舎町の例があります。Emfarsis(APACの新興技術コンサルティング会社)によると、コロナ流行期にヌエバエシハでは、Play-to-Earnゲームによって、現地最低賃金168米ドルの二倍以上と言える400米ドルの月収がありました。このニュースは東南アジア中に流れ、その後数ヶ月の間にAxieのユーザーは驚異的な数で増加しました。世界中のユーザーが続々とゲームをはじめ、「Play-to-Earn」ゲームに参加するようになりました。フィリピンが最大の市場となり、インドネシア、ベネズエラ、ブラジルが続きます。いずれの国も、コロナの影響で大打撃を受け、高い失業率に苦戦しています。
インパクトが拡大していくYGG
YGGは、先日初めてとなる「YGG Managers Cup」を開催しました。Axie Infinityゲームの連戦を重ねるこのイベントは、最も野心的なプレイヤーとグローバルのYGGコミュニティを含む幅広いゲームギルドを披露しました。YGG Managers Cupは16の異なるギルドで構成され、約6ヶ月間の間、毎週の日曜日午後10時にSGTで放送されます。このイベントでのゲーム収益は、すべて慈善団体に寄付されます。YGGは、フィリピンの孤児や育児放棄された子供たちに家を与えることを目的とした児童・青少年福祉団体「Gentle Hands」を支援することにしました。
YGGは、暗号通貨取引所FTXと、発展途上国の人がAxie Infinityプレイヤーになるきっかけとなるよう、収益シェアの契約に基づくNFTの貸し借りでスカラーシップをもらえるスカラーシップ契約を結びました。また、両方ともDeFiプロジェクト「HaloDAO」での提携で、イーサリアム(ETH)やポリゴン(Polygon)ネットワーク上のステーブルコインに特化した自動マーケットメーカー(AMM)を通じて、YGGゲームプレイヤーがキャッシュアウトできるようにしました。この契約には、ゲームギルドのパフォーマンスを追跡することや、ゲームプレイヤーがイールドファーミングで収益を上げることを支援することも含まれています。
YGGは、同じくDAOであるMerit Circleと提携し、発展途上国の多くの人々を支援してきたPlay-to-Earnのカラーシップモデルを拡大しています。この提携により、イベントの開催、資産(トークン、NFT資産など)の貸し出し、双方のコミュニティに利益をもたらすプロジェクトの推進など、相互に支援が可能になります。
プレイヤーは、申し込めばAxie Infinityを遊ぶカラーシップを受けたり、$MC(Merit Circleのガバナンストークン)を購入してDAOの一員になることができるようになりました。YGGのメンバーは、「YGG Founder's Coin」や「Guild Badge」などのメンバーシップNFTや、YGGの主要なガバナンストークンである「YGG Token」を取得することができます。
現在、Merit Circleには1,200人以上のAxie Infinityスカラーがゲームを通じて収益をもらっています。スカラーシッププログラムのスカラーは、70/30という利益分配の仕組みで、ほとんどのゲーム内で資産をもらうことができ、追加報酬が$MCトークン(近日公開予定)を通じて支払われます。
ゲーム業界に嵐を巻き起こすだけでなく、バーチャルを超え影響が広がるYGG。すでに現実生活に変化を与えていますが、これから未来がどうなっていくのかとても楽しみです。
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