021年春、Headline Asiaと、優秀なエンジニアへの投資を目的としたニューヨークのアーリーステージ・ファンドBackend Capitalは、3カ月間のブートキャンプ「HF0」を開催しました。「HF0」では、選ばれた22名のファウンダーが生活を共にし、協力者を見つけながら、スタートアップのアイデアを練りました。
「HF0」に選ばれるためには、厳しい審査と面接があります。台湾にてプログラムを指揮したHeadline AsiaのPartnerであるBrian Luは人選に関し、「将来ユニコーンになりうるスタートアップのアイデアを持つ人材を選出しています。そのうち、エンジニアの背景があるタレントや、シリアルアントレプレナー、加えて、10億ドル規模のスタートアップの急成長や、スタートアップのイグジットを経験したことがある人材も今回のプロジェクトに参加しています。」とコメントしました。
Brian Luは、「世界トップレベルの才能を持った技術者に投資し、アジア、特に日本でのスタートアップを支援できることを楽しみにしています。ここに集まったエンジニアは、優秀であり、野心を持っています。彼らは、テクノロジーの改善によって産業を再形成することに対し、素晴らしいビジョンを持っています」と述べています。
現在、22名のファウンダーが、バイオテック、フィンテック、サイバーセキュリティ、教育、SaaSといった、多岐にわたる11のプロジェクトでチームを組んでいます。5月末にプロダクトを発表し、ビジネスを開始しました。HF0に参加したファウンダーと、彼らが取り組んでいるプロジェクトの中から特に注目すべきトピックスをご紹介します。
1.Anubhav Singh - dynopii ー リアルタイムAIアクセントコンバータ。母国語が英語でない人のアクセントを、リアルタイムでネイティブのアメリカ英語に変換する。
2.Lindsey Lugrin - FYPM - インフルエンサーのためのGlassdoorのようなもので、クリエイターとベンダーのコラボレーションプロセスや価格をオープンかつ透明性のある形で共有することができる。
3.Jonathan Xu - Polygon - Twitchと言語学習。ユーザーは動画を見ながらその場にいるような感覚で外国語を学ぶことができる。ビデオを一時停止して、サインやスピーチで対話したり、一つのプレイヤーの中で翻訳、コピー、聞き取りを行うことができます。